ダイソンが展開する「Hot+Cool」シリーズは、空気清浄機、扇風機、ファンヒーターの1台3役をこなし、一年中活躍する人気の空調家電です。中でも、HP00(Pure Hot + Cool™)とHP07(Purifier Hot+Cool™)は、どちらを選ぶべきか迷う方も多いモデルでしょう。
HP00は手頃な価格帯のエントリーモデルとして、HP07は最新技術と高い性能を備えたプレミアムモデルとして位置づけられています。この二つのモデルは、単に新旧というだけでなく、「空気清浄能力」「利便性」「サイズ」といった点に明確な違いがあります。
特に注目すべき違いは、HP07がPM0.1レベルの微粒子に対応し、350°の首振り機能やアプリ連携など、多機能でより静かに広い空間に対応できる 点です。
ここからは、満足できる一台を見つけるために、HP00とHP07の具体的な違いを詳しく解説していきます。
違いの核心は「空気清浄能力」と「密閉性」の進化
ダイソンの空気清浄ファンヒーターを選ぶ上で最も重要な要素の一つが、空気清浄機能の性能です。HP07はHP00の基本性能から大幅に進化しており、空気の質にこだわる方にとって大きな魅力となるでしょう。
フィルター性能と密閉性の違い
HP07は、HP00よりもさらに微細な粒子への対応を強化しています。
- HP00: PM2.5レベルの粒子に対応する空気清浄フィルターを搭載しています。
- HP07: PM0.1レベルの超微粒子まで99.95%閉じ込めるHEPAフィルター を採用しています。
HP07がHP00と比較して優れているのは、フィルターそのものの性能向上に加えて、「密閉性」が高い点です。HP07は、製品内部のわずかな空気の漏れを防ぐよう設計が改良され、フィルターだけでなく製品全体で汚れた空気を閉じ込める ことで、より確実に空気を浄化できるとされています。これにより、花粉やハウスダスト、ウイルス⁶や化学物質、ニオイ¹の除去をサポートする可能性があるでしょう。
適用床面積の違い
広い部屋で暖房や空気清浄機能を使いたい場合は、HP07が適していると考えられます。
木造住宅の場合の適用床面積はHP00、HP07ともに6畳で違いはありませんが、コンクリート住宅ではHP07が10畳まで、HP00が8畳まで と、HP07の方が広い空間での使用に対応しています。
快適性を高める「スマート機能」と「静音性」の差
HP07は、日々の使い勝手や快適性を追求した多機能なプレミアムモデルであるため、HP00にはない便利な機能を多く搭載しています。
| 機能項目 | Dyson HP00 | Dyson HP07 |
|---|---|---|
| 首振り角度 | 70° | 350° |
| ナイトモード | なし | あり (静音運転) |
| ディフューズドモード | なし | あり |
| アプリ連携 | なし | あり (MyDyson™アプリ) |
| ディスプレイ | なし | LCDディスプレイあり |
静音設計とディフューズドモード
HP07は、ナイトモードが搭載されており、静音運転に切り替わると同時にLCDディスプレイも減光するため、睡眠時でも快適な使用をサポートできるでしょう。HP07の涼風モードの最小運転音は23.8dBとされており、HP00の涼風モード最小運転音27.4dBと比べても、静音性が向上していることがわかります。HP07では、前モデルと比較して運転音が最大20%低減した音響設計が特徴とされています。
また、HP07に搭載されているディフューズドモードは、寒い時期にヒーターを使わずに空気清浄だけを行いたい場合に便利です。風を本体後方から送り出すため、風に直接当たらずに空気を浄化できます。
アプリ連携と首振り機能
HP07は「MyDyson™アプリ」に対応しており、外出先からでもリモート操作や製品のスケジュール設定が可能です。帰宅前に部屋を暖めたり、消し忘れを確認したりできるため、利便性が高まります。
首振り角度も大きく異なり、HP07は最大350°の首振りが可能で、部屋全体に空気を循環させるサーキュレーターとしても役立ちます。一方、HP00の首振り角度は70°ですが、HP07にはない風向きを切り替えるワイド/フォーカス機能を備えています。
設置場所に関わる「本体サイズ」と「消費電力」の比較
機能や性能だけでなく、本体の大きさや日々の電気代も、モデル選びの重要なポイントです。
サイズと重量の違い
HP00はHP07よりもコンパクトで軽量です。
| 項目 | Dyson HP00 | Dyson HP07 |
|---|---|---|
| 寸法 (高さ×幅×奥行) | 632×222×222mm | 764×248×248mm |
| 本体質量 | 3.90kg | 5.69kg |
HP07はHP00より高さが約13cm大きく、質量も1.8kgほど重くなっています。置き場所を頻繁に移動させて使いたい場合や、小さな部屋で圧迫感を避けたい場合は、HP00の方が適している可能性があります。
なお、HP07は、幅と奥行がA4サイズに収まる大きさであるとされています。
最大消費電力の違い
最大消費電力はHP00の方がHP07よりも少ないため、電気代を抑えたい方にとってはHP00が有利になるかもしれません。
- HP00の最大消費電力:1200W。
- HP07の最大消費電力:1400W(温風モード)。
HP00はHP07よりも消費電力が200W少なく、これは1日2時間使用した場合、1ヶ月あたり372円程度の電気代の違いになると算出されています。
実際の使用感から見えるメリットとデメリット
実際のユーザーから寄せられた意見の傾向を見ると、両モデルの特性がより明確になります。
HP00ユーザーの傾向
HP00を選ぶユーザーは、主にコストパフォーマンスと使いやすさを重視している傾向があります。
- メリット:
- 手頃な価格で、冷風・暖房・空気清浄という基本機能を十分に利用できる点。
- コンパクトなデザインで、脱衣所や寝室など比較的小さなスペースでも場所を取らずに活用できる点。
- 羽根がないため、子どもやペットがいる家庭でも安全性に優れていると評価されています。
- 注意点:
- 最大出力にした際の稼働音が気になるという声もありますが、一般的な扇風機(50dB〜60dBとされる)と比較すれば静音であるといえます。
- 広い部屋では暖房や空気清浄の性能を十分に発揮できない 可能性があると感じる人もいるようです。
HP07ユーザーの傾向
HP07ユーザーは、性能とデザイン性、利便性を高く評価している傾向が見られます。
- メリット:
- PM0.1に対応する高い空気清浄性能が安心できるという声が多いです。ペットのニオイが気にならなくなったと感じる人もいるようです。
- ナイトモードによる静音性が優れており、夜間の使用にも向いている点。
- スリムで洗練された高級感のあるデザインが部屋のインテリアに馴染む点。
- スマホアプリ連携によるリモート操作の利便性が高い点。
- 注意点:
- 本体価格が高価格帯であるため、コストパフォーマンスが悪いと感じる声もあります。
- 高性能な分、フィルターの交換コストがHP00より高くなる点が維持費として考慮すべきポイントです。
結局、HP00とHP07はどんな人におすすめ?
ダイソンのファンヒーターはどちらも「羽根なし」の安全設計で、空気清浄、ヒーター、扇風機の3役をこなしますが、その特性からおすすめできる方が異なります。
Dyson HP00がおすすめな方
HP00は、価格を抑えつつダイソンの基本技術と多機能を体験したい方に最適です。
- 予算重視の方:手頃な価格で基本機能(空気清浄・冷風・暖房)を確保したい方。
- コンパクトさを求める方:脱衣所や寝室など、比較的小さな空間で利用し、設置場所に困りたくない方。
- シンプルな操作を好む方:アプリ連携や多機能モード(ディフューズドモードなど)が不要で、直感的な操作を重視する方。
Dyson HP07がおすすめな方
HP07は、最新の空気清浄技術と利便性の高いスマート機能を重視する、プレミアムな体験を求める方に適しています。
- 高性能フィルターを求める方:PM0.1レベルの微粒子まで対応したHEPAフィルターと高い密閉性で、より徹底的な空気清浄をしたい方。ペットやアレルギー対策を重視する方にも向いている可能性があります。
- 静音性や利便性を重視する方:ナイトモードによる静音運転や、アプリ連携、350°首振り機能を活用したい方。
- 広い空間での使用を考える方:コンクリート住宅で10畳程度の広い部屋に対応する暖房・空気清浄能力を求める方。
まとめ
ダイソンのHP00とHP07は、それぞれが異なるニーズに応える魅力的な製品です。
HP00は、シンプルさとコストパフォーマンスに優れており、限られた予算の中でもダイソンの多機能な空調技術を享受できます。初めてダイソンの空気清浄ファンヒーターを購入する方や、狭い空間で使うにはぴったりでしょう。
一方、HP07は、最新モデルとして空気清浄能力や静音性、利便性といった面で確かな進化を遂げています。価格は高くなりますが、アプリによる遠隔操作や、より広い空間への対応、そしてPM0.1レベルの微粒子まで捕集する性能は、日々の快適さや安心感を大きく高めてくれる可能性があります。
ご購入を検討される際は、ご自身のライフスタイルや設置するお部屋の広さ、そして何を最も優先したいかを整理してみるのが良いかもしれません。どちらのモデルも、一年を通じてあなたの生活を快適にサポートしてくれる頼もしいパートナーになってくれるでしょう。

