シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ「PLAINLY」シリーズから、「RE-WF275」と「RE-WF264」の違いについて知りたい、という方は多いのではないでしょうか。RE-WF275は2024年8月発売の最新モデル、RE-WF264は2023年6月発売の型落ちモデルですが、どちらもシンプルで使いやすいというコンセプトは共通しています。
しかし、両モデルには調理段数、本体サイズ、そして価格など、購入の決め手となる重要な違いがいくつか存在します。この記事では、RE-WF275とRE-WF264の主な違いを徹底的に比較し、あなたのキッチンスタイルに最適な一台を見つけるための具体的なヒントをご紹介します。
最大の違いは調理段数と本体の設置性
まず、両モデルの最も大きな違いとなる、調理の機能とサイズの違いを見ていきましょう。
2段調理の有無:効率重視か、シンプルさ重視か
オーブン調理において、RE-WF264(型落ち)は2段調理に対応していますが、RE-WF275(最新)は1段調理専用です。
RE-WF264は、2段熱風コンベクションオーブンにより、上段と下段で熱風を効率よく循環させ、焼きムラを抑えながらパンやお菓子などを調理できるのが大きな魅力です。ご家族が多い場合や、お菓子やパンを趣味で大量に焼きたいという方には、2段調理は調理効率を大きく高めるサポートとなり得るでしょう。
一方、RE-WF275は1段調理にすることで構造がシンプルになり、より直感的に使える設計を目指していると考えられます。
庫内容量と本体サイズの違い
総庫内容量は、RE-WF275が27Lで、RE-WF264が26Lと、最新モデルの方がわずかに容量がアップしています。
一方で、本体サイズと重量はRE-WF275が大きく改善された点です。
| 項目 | RE-WF275(最新) | RE-WF264(型落ち) |
|---|---|---|
| 総庫内容量 | 27L | 26L |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 幅465×奥行385×高さ390mm | 幅487×奥行450×高さ367mm |
| 重量 | 約13kg | 約18kg |
RE-WF275は、奥行きが約6.5cm短くなり、重量も約5kg軽量化されました。最新モデルは、外形寸法が小さくなったにもかかわらず、庫内寸法はやや広くなっているという工夫が見られます。キッチンの奥行きが限られている場合でもスッキリと設置できるのは、RE-WF275の大きなメリットといえるでしょう。
メニュー、レシピ集、発酵温度の比較
料理のバリエーションや使い勝手に関わる、メニューやレシピ集にも違いがあります。
豊富なレシピ数と冊子の有無
掲載メニュー数と自動メニュー数は、RE-WF264の方が多くなっています。
RE-WF264は全125種類(自動メニュー103種類)のレシピを搭載しており、さらにメニュー集が冊子で付属します。紙のレシピ集を手元で見ながら調理を進めたい方には、RE-WF264が向いているでしょう。
RE-WF275は全118種類(自動メニュー100種類)で、メニュー集はWebでの閲覧またはダウンロード形式となっています。日頃からスマートフォンやタブレットでレシピを検索することに慣れている方にとっては、Web形式でも特に不便は感じないかもしれません。
オーブン発酵温度の違い
パン作りを本格的に楽しみたい場合は、発酵温度の調節範囲も重要です。
RE-WF264は30℃の低温発酵に対応しているため、フランスパンやブールなどの低温でじっくり発酵させるパンも作ることが可能とされています。一方、RE-WF275の発酵温度は35・40・45℃となっています。
デザインとコストパフォーマンス
デザイン面と、購入費用やランニングコストの違いも見てみましょう。
スタイリッシュなデザインと操作パネルの違い
RE-WF275は、扉部分からメニューの一覧表示をなくしたことで、よりミニマルでスタイリッシュなデザインに進化しました。キッチンに家電の存在感を抑えて馴染ませたい方に好まれる傾向があるようです。
また、操作パネルではRE-WF275に「らくチン1品」専用ボタンが独立して配置されており、よく使う時短調理機能に素早くアクセスしやすい設計になっています。
RE-WF264は、操作部にメニュー番号が記載されており、物理ボタンも多めのため、操作に迷いにくい安心感を重視する方には使いやすいデザインといえるでしょう。
省エネ性能と実売価格
省エネ性能については、新型のRE-WF275の方がやや高い傾向にあります。年間消費電力量はRE-WF275が70.4kWh/年、RE-WF264が73.5kWh/年と、RE-WF275の方が消費電力が少ないです。毎日のように使う家電なので、長期的に見ると電気代の節約に役立つ可能性があるでしょう。
価格面では、RE-WF264は型落ちモデルであるため、最新のRE-WF275より実売価格が安くなる傾向にあります。機能面で優れている部分もありながら、価格を抑えて購入したいという方にとっては、RE-WF264は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
共通する「PLAINLY」シリーズの魅力
RE-WF275とRE-WF264は、共通してシャープの「PLAINLY」シリーズならではの便利な機能を搭載しています。
- らくチン1品:食材の分量を設定しなくても、絶対湿度センサーが蒸気を検知して自動で加熱時間を調整し、煮物や副菜などの一品料理を手軽に作れる機能です。忙しいときでも時短調理をサポートしてくれます。
- 過熱水蒸気調理:スチームカップに水を入れて加熱することで蒸気を発生させ、油を使わずにヘルシーなノンフライ調理や焼き物ができるとされます。
- 解凍機能:使う分だけサックリと切れる「サックリ解凍」と、すぐに調理できる状態にする「全解凍」を選べるため、食材の無駄を減らし、調理準備をスムーズにサポートします。
- お手入れ機能:蒸気の力で汚れを浮かせる「庫内クリーン機能」や、油の付着やニオイを抑える「脱臭クリーンコート」を搭載しており、日々の掃除が簡単になるよう設計されています。また、どちらのモデルも左右・後ろピッタリ置きに対応しており、設置場所を選びにくいのも強みです。
RE-WF275とRE-WF264はそれぞれどんな人におすすめ?
両モデルは、目的に合わせて選ぶべきモデルと言えます。どちらのオーブンレンジを選ぶかで、毎日の料理のスタイルが変わってくるでしょう。
RE-WF275(最新モデル)がおすすめな人
RE-WF275は、設置性とシンプルな操作性、時短調理を重視する方に特におすすめです。
- キッチンの設置スペースが限られている方(特に奥行き)。
- 電気代を少しでも節約したい方。
- 「らくチン1品」を多用し、手軽に副菜を作りたい方。
- 扉にメニュー表示がない、すっきりとしたデザインを好む方。
RE-WF275のユーザーからは、本体がコンパクトで置き場所に困らない、シンプルなデザインがインテリアにマッチした、という傾向の意見が見られます。
RE-WF264(型落ちモデル)がおすすめな人
RE-WF264は、大量調理や本格的なオーブン料理、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。
- ご家族が多く、一度に主菜と副菜を同時に調理したい方。
- お菓子作りやパン作り(特に低温発酵)を本格的に楽しみたい方。
- 豊富なレシピでレパートリーを増やしたい方、冊子のメニュー集を手元で確認したい方。
- 購入費用を抑えつつ、多機能なモデルを選びたい方。
RE-WF264のユーザーからは、2段調理ができるおかげで料理の効率が良くなった、と満足されている傾向の意見が多く見られます。
まとめ
シャープの過熱水蒸気オーブンレンジ、RE-WF275とRE-WF264を比較すると、どちらも共通の優れた基本機能を持ちながら、ターゲットとするライフスタイルが異なることが見えてきました。
RE-WF275は、最新の技術で本体をスリム・軽量化しつつ、省エネ性と操作のシンプルさを高めています。忙しい日々の中で、手軽に一品料理を仕上げたい、キッチンをスッキリさせたい、という現代のニーズに応えるモデルといえるでしょう。
一方、RE-WF264は、2段調理という高い調理能力と豊富なメニューを備えながら、型落ちとなることで価格がお手頃になっているのが大きな魅力です。じっくり料理を楽しみたい、一度にたくさん作りたいという方には、大変満足度の高い選択となる可能性があります。
ご自身のキッチン環境や、オーブンレンジを使ってどんな料理に挑戦したいかを思い浮かべながら、後悔のない一台を選んでみてください。型落ちモデルのRE-WF264は在庫限りとなる場合もあるため、価格動向と合わせてチェックすることをおすすめします。


