高性能な速乾性と洗練されたデザインで人気のダイソンのヘアドライヤー「Supersonic Ionic」シリーズ。その中でも特に多くの方が比較検討されるのが、最新モデルのHD15と、長年愛されてきたスタンダードモデルHD08です。
どちらもダイソン独自の高い基本性能を備えているため、「結局、何が違って、どちらを選ぶべきなの?」と悩んでしまうかもしれません。
この二つのモデルを分ける主な違いは、付属アタッチメントの内容と仕上がりの方向性です。この記事では、両モデルのスペックやアタッチメント、価格や使い心地まで丁寧に比較し、後悔のない一台を見つけるためのポイントを詳しく解説していきます。
HD15とHD08を分ける「アタッチメント」と「仕上がり」の違い
HD15とHD08は、基本的なドライヤーとしての性能は共通していますが、付属するアタッチメントの種類と数が大きく異なります。このアタッチメントの違いこそが、仕上がりのこだわりやスタイリングの多様性に影響する、最も重要な選択のポイントになります。
HD15:新開発のツールでワンランク上のツヤとまとまりを追求
HD15は2022年/2023年に発売された新モデルであり、特に髪のまとまりやツヤ感といった、より美しい仕上がりを追求しています。
HD15に付属するアタッチメントは、主に以下の3種類です。
- ツヤ出しツール:ブローの最後にサッと通すだけで、髪の表面の浮き毛やパサつきを抑え、サロン帰りのような見違える仕上がりをサポートします。
- 低温ツール:細い髪やデリケートな頭皮に、やさしい風で速く乾かすことができるツールです。
- なめらかツール:均一な風で髪を整えながら乾かし、シルクのような指どおりに役立つとされます。
また、HD15ではアタッチメントの着脱に「Pop-in Pop-out機構」が採用されており、マグネットだけでなくカチッとしっかり固定されるため、スタイリング中にズレる心配が軽減され、安定感が増しているという進化点があります。
HD08:多様なスタイリングに対応する豊富なツール構成
HD08は長年愛され続けてきたスタンダードモデルであり、日々のドライヤーとして十分な性能を持つ実力派です。HD08はHD15よりも種類が豊富な、主に5つのアタッチメントが付属していることが特徴です。
- 浮き毛抑制ツール:浮き毛を抑え、ツヤのある仕上がりをサポートするツールです。
- スタイリングコンセントレーター:集中的な風で正確なスタイリングを可能にします。
- ディフューザー:カールやパーマのウェーブを美しく、ふんわりと整えたいときに役立ちます。
- スムージングノズル:髪をなめらかに整えながら乾かすことができます。
- ジェントルエアリング:低温でやさしく乾かすため、細い髪やお子様の髪にも安心して使いやすいでしょう。
HD08は、多彩なアタッチメントを駆使して、カールヘアやパーマスタイルなど、さまざまなヘアアレンジを楽しみたい方に向いている傾向があります。
比較しても差がない!両モデル共通の高性能な基本スペック
HD15はHD08の機能をベースに進化していますが、ダイソン製品の核心となる基本性能は、両モデルとも共通しています。
パワフルな風量と髪を守る温度制御システム
HD15もHD08も、高性能ヘアドライヤーの代名詞である「Dyson Supersonic Ionic」にふさわしいパワフルな基本性能を持っています。
- 超高速モーター:毎分最大11万回転する「ダイソン デジタルモーター V9」が搭載されており、非常にパワフルな風を生み出すことで速乾性を発揮します。両モデルとも風量は2.4㎥/分と公表されており、この点に大きな差はありません。
- インテリジェント・ヒートコントロール:毎秒40回以上(または20回以上)温度を測定し、過度な熱から髪を守る機能が搭載されています。これにより、設定温度を一定に保ち、熱による髪のパサつきやヘアカラーの色落ちなどを防ぎ、髪本来のツヤやなめらかさを守ることに役立つ可能性があります。
- マイナスイオン機能:両モデルとも、髪の静電気を抑え、広がりやすい髪を自然な仕上がりに導くマイナスイオン機能が搭載されています。
- 風量・風温調整:風速は「強風/中風/弱風」の3段階、風温は「高温/中温/低温/冷風(コールドショット)」の4段階で調整可能です。
HD15とHD08は、速く乾かす能力と、髪のダメージを抑える機能という点で、遜色ない高いパフォーマンスを発揮するといえるでしょう。
見た目や持ち運びに関わる「サイズ」「価格」「カラー」の比較
アタッチメント以外の、使用感やコストに関わる主な違いを比較します。
| 比較項目 | HD15(新型) | HD08(旧型/スタンダード) |
|---|---|---|
| 発売年月 | 2022年/2023年 | 2020年/2021年 |
| 本体サイズ(H×W×D) | 高さ288mm × 幅77mm × 奥行98mm | 高さ245mm × 幅77mm × 奥行97mm |
| 重さ(コード等含む) | 720g | 720g |
| 付属アタッチメント数 | 3個(ツヤ出し、低温、なめらか) | 5個(浮き毛抑制、ディフューザーなど) |
| 価格 | やや高め | やや安め(コスパ重視) |
| 最高使用温度 | 105℃ | 100℃ |
サイズはHD08がややコンパクト
重さに関しては、コードやアタッチメントを含む全体重量はHD15もHD08も720gで同じです。しかし、本体サイズを見ると、HD08の方が高さが約4cmほど低く、奥行きもわずかにコンパクトに設計されています。
そのため、収納スペースが限られている方や、よりコンパクトで取り回しの良さを求める方にはHD08の方が適している可能性があります。
価格はHD08が優位、カラーはHD15が豊富
一般的に、最新モデルであるHD15はHD08よりも価格が高めに設定されている傾向があります。例えば、ある時点での調査では、HD15とHD08の間には約9,000円程度の価格差があるとされています。
高性能をリーズナブルに体験したいというコストパフォーマンスを重視する方にとっては、HD08が魅力的な選択肢となるでしょう。
一方、カラーバリエーションについては、HD15は新色や限定色を含む多彩な選択肢が展開されており、デザインやインテリアとの調和を重視する方にはHD15がより多くの選択肢を提供してくれるでしょう。
HD15とHD08はどちらを選ぶべき?傾向から見るおすすめな人
HD15とHD08のどちらを選んでも、ダイソンならではの速乾性と髪への優しさは享受できます。しかし、ユーザーのレビューの傾向を見ると、重視するポイントによって選択が分かれています。
HD15がおすすめな人:仕上がりと最新機能にこだわる方
HD15は、髪の仕上がりの質を追求したい方に最適なモデルです。
- 髪の表面の「浮き毛」や「まとまりのなさ」が特に気になる方:HD15の最大の特徴である「ツヤ出しツール」は、浮き毛や短い切れ毛を抑制し、髪のツヤを出しやすくする機能を搭載しています。
- 最新の美容家電を試してみたい方:2023年に発売されたHD15は、より洗練された使い勝手やデザイン、細やかな改良点(Pop-in Pop-out機構など)を楽しみたい方に適しています。
- ブローの仕上がりをプロ仕様に近づけたい方:ワンランク上のツヤ感や滑らかさを重視し、スタイリングにこだわりたい方に支持される傾向が見られます。
実際にHD15を使用したユーザーからは、「HD15にしてから浮き毛が目立たなくなった」「乾かすだけでサロン帰りっぽくなるのが嬉しい」といった、仕上がりの美しさに関する声が多く聞かれます。
HD08がおすすめな人:コスパと多機能な汎用性を求める方
HD08は、価格と基本性能のバランスが取れた、使い勝手の良さが魅力のモデルです。
- ダイソンの高性能を比較的リーズナブルに体験したい方:価格を重視しつつ、速乾性や熱ダメージ抑制といったダイソンの基本性能は譲れないという方にぴったりです。
- 多様なスタイリングを汎用的に楽しみたい方:5種類のアタッチメントが付属しているため、パーマヘアやカールヘアなど、幅広いヘアスタイルに対応できる多機能性を求める方に向いています。
- コンパクトさやシンプルさを重視する方:HD15よりも本体サイズがわずかに小さく、収納しやすいモデルを求める方におすすめできます。
HD08のユーザーからは、「もう3年使っているが壊れる気配なし。シンプルで毎日使いやすい」「コスパ的にはHD08で十分」といった、安定性とコストパフォーマンスを評価する声が多く見られます。
まとめ
ダイソンのヘアドライヤーHD15とHD08は、どちらもパワフルな風量と髪に優しい温度管理システムを備えた優秀な製品です。
選ぶ際の決定的な違いは、「何を重視するか」という点にあります。
もし、最新の機能や「ツヤ出しツール」を活用して、浮き毛を抑制し、ワンランク上の美しい仕上がりを追求したいのであれば、HD15を選ぶのが良いでしょう。
一方、基本的な速乾性能と熱ダメージ抑制機能がしっかりしていれば十分で、多機能なアタッチメントを活かしたい、あるいは価格を抑えたいという方には、実績と信頼のあるHD08が最適な相棒になってくれるかもしれません。
どちらを選んでも、毎日のドライヤー時間が快適で楽しいものになることは間違いないでしょう。あなたの髪質やライフスタイルにぴったりの一台を見つけていただければ幸いです。

