三菱電機の人気除湿機「サラリPro」シリーズは、パワフルな除湿能力と衣類乾燥機能で知られています。特にMJ-P180YX(最新モデル)とMJ-P180WX(型落ちモデル)は型番が酷似しており、カタログ上のスペックも似ているため、どちらを選ぶべきか迷ってしまう方も多いかもしれません。
結論からお伝えすると、この2機種の除湿力やサイズなどの基本性能はほぼ共通しています。違いの決め手は、「抗菌による清潔性」と「購入価格およびランニングコスト」の2点に集約されます。この記事では、それぞれのモデルが持つメリットとデメリットを明確にしながら、あなたの生活に最適な1台を見つけるためのポイントを詳しく解説いたします。
清潔性能とコストに見られる決定的な違い
MJ-P180YX(2025年モデル)とMJ-P180WX(2024年モデル) の比較において、最も重要視すべき違いは、新型に加わった清潔機能と、それに伴う価格および電気代の差です。
違いは「抗菌加工」の有無と強化フィルター
MJ-P180YXがMJ-P180WXから進化している最大のポイントは清潔性の向上にあります。
| 比較項目 | MJ-P180YX(新型) | MJ-P180WX(型落ち) |
|---|---|---|
| タンク周りの抗菌加工 | あり(タンクふた・排水ふた) | なし |
| フィルター | トリプルバリア+プラチナ抗菌フィルター | トリプルバリアフィルター |
| デザイン | 新デザイン操作パネル | 前モデルデザイン |
MJ-P180YXは、水が溜まりやすいタンクのふたと排水ふたに抗菌加工が施されています。これにより、雑菌の繁殖を抑える可能性が高まり、より衛生的に使用できることが期待されます。特に高温多湿な環境で除湿機を使用する場合、水回りの清潔性は重要な要素となるでしょう。また、MJ-P180YXはプラチナ抗菌フィルターを搭載しており、脱臭力のアップも期待されます。
本体価格と年間電気代の大きな差
基本性能がほぼ同じであるにもかかわらず、両モデルには大きな価格差が見られます。
| 項目 | MJ-P180YX(新型) | MJ-P180WX(型落ち) |
|---|---|---|
| 実勢価格(目安) | 約60,000〜73,480円 | 約42,600〜55,000円 |
| 価格差(目安) | 型落ちより約3万円ほど高い | 型落ちで価格が下がっている |
| 消費電力(衣類乾燥 50/60Hz) | 330 / 390 W | 245 / 275 W |
| 年間電気代(目安) | 約9,200円 | 約6,800円 |
※電気代は衣類乾燥モード1日4時間使用、31円/kWhで試算した目安であり、実際の電気代は使用環境により変動します。
MJ-P180WXは型落ちにより価格が大幅に抑えられており、コスパを重視する方にとっては非常に魅力的なモデルです。さらに、MJ-P180YXに比べて消費電力が約25%低いため、電気代も年間で約2,400円〜3,700円ほど抑えられる試算もあります。
基本性能は共通!変わらないハイパワーと使いやすさ
清潔性や価格に違いはあるものの、除湿機としての核となる性能はMJ-P180YXとMJ-P180WXで共通しています。どちらを選んでも、三菱のハイパワー除湿機「サラリPro」シリーズの持つ優れた基本機能は享受できます。
広い部屋でも頼れる除湿力と衣類乾燥性能
両モデルとも、コンプレッサー式を採用しており、特に湿度の高い季節に強い除湿能力を発揮します。
- 最大除湿能力:1日あたり15.5L(50Hz)/ 18L(60Hz)というハイパワーです。これは、鉄筋コンクリートの集合住宅なら最大45畳まで対応できる広さです。
- 衣類乾燥:約6kgの洗濯物を短時間で乾燥させる能力があり、上向き送風設計により、洗濯物の乾きムラが少なく、効率的に乾燥をサポートします。
- 冬場にも強い設計:コンプレッサー式は低温時に除湿しづらくなる欠点がありますが、両モデルはおまかせ霜取り機能を搭載しているため、室温が1℃という寒い環境でも安定した運転が可能です。
毎日の使いやすさと清潔を保つ工夫
日々の使い勝手についても共通する便利な特徴が多く見られます。
- 大容量タンクと連続排水:タンク容量は約4.7Lと大きく、頻繁に水を捨てる手間が少ないという声が多く聞かれます。市販のホース(内径15mm)を使って連続排水も可能です。
- 静音設計:運転音は強モードで46dB、弱モードや夜干しモードでは38dBと静かな設計です。利用者からは、寝室や夜間の使用でも「音があまり気にならない」という傾向が見られます。
- 内部クリーン機能:運転後に本体内部の湿気を乾燥させ、カビや雑菌の繁殖を抑える役割を果たす内部クリーン機能を搭載しています。
- 移動のしやすさ:本体は約15.2kgとやや重めですが、前後左右に自在に動くキャスターがついており、また電源コードも3.0mと長いため、部屋間の移動や取り回しがしやすいように配慮されています。
利用者の声から見えるメリットと注意点
実際にこれらのモデルを使用している方々の意見をまとめると、両モデルの特長がより明確になります。
MJ-P180YX(新型)の傾向
新型MJ-P180YXの購入者からは、清潔性とデザインに関する満足度が高い傾向が見られます。
- 満足ポイントの傾向:
- タンクふたが抗菌仕様になったことで、水回りの嫌な臭いが軽減されたと感じる人もいるようです。
- 新デザインの操作パネルがシンプルで部屋に置いても馴染むと評価されています。
- 除湿力や衣類乾燥の速さは高性能だと感じる声が多く、特に衛生管理に敏感な子育て世帯やペットを飼う家庭からの期待が高いようです。
- 注意点として挙げられる傾向:
- 消費電力が型落ちモデルより高めであるため、電気代を抑えるためにタイマー設定(8h切タイマーなど)を工夫しているという声もあります。
- 本体サイズがやや大きめなので、設置場所や収納場所をあらかじめ確認しておくことが大切です。
MJ-P180WX(旧型)の傾向
型落ちのMJ-P180WXは、価格とランニングコストに関して非常に高い評価を受けています。
- 満足ポイントの傾向:
- 型落ちで価格が大きく下がり、高性能な除湿機をお買い得に導入できたという声が目立ちます。
- 電気代が抑えられているため、家計に優しいと感じる利用者が多くいます。
- 除湿力は最新モデルと変わらず強力で、家族全員分の部屋干しにも十分な性能だと評価されています。
- 注意点として挙げられる傾向:
- 操作パネルが最新モデルに比べるとやや古いデザインだと感じる方もいます。
- 抗菌加工がされていないため、内部乾燥機能や定期的な清掃をしっかり行うなど、清潔さを保つための手間が新型より必要だと感じる方もいます。
後悔しないための選び方:清潔性か、コスパか
MJ-P180YXとMJ-P180WXは、どちらも高性能な除湿機ですが、どちらが自分に合っているかは、あなたが何を優先したいかで決まるでしょう。
MJ-P180YX(新型)がおすすめな人
新型MJ-P180YXは、機能の新しさや衛生面にこだわる方に特に適しています。
- 清潔性を最優先したい方:タンクふたと排水ふたの抗菌加工は、水回りのカビや雑菌の増殖をサポートするとされるため、衛生面の安心感を求める方に向いています。
- 部屋干し臭が気になる方:プラチナ抗菌フィルターによる脱臭力向上を期待する方。
- 最新デザインや新しい操作パネルに魅力を感じる方。
MJ-P180WX(旧型)がおすすめな人
MJ-P180WXは、高い除湿能力を確保しつつ、コストを抑えたい方に最適な選択肢です。
- 初期コストを抑えたい方:型落ちにより、新型より約3万円ほど安く購入できる可能性があります。
- ランニングコストを重視したい方:消費電力が低いため、年間電気代を抑えたい方に合っています。
- 基本性能が同じなら、抗菌仕様にはそこまでこだわらない方。
どちらのモデルも、広い空間での除湿や衣類乾燥という基本的な役割は十分果たしてくれますので、「価格」と「抗菌機能」のどちらを重視するかで割り切ると、納得のいく選択ができるでしょう。
まとめ
三菱のハイパワー除湿機MJ-P180YXとMJ-P180WXは、除湿力、静音性、サイズなど、ほとんどの基本性能が同じ優秀なモデルです。
両モデルを分ける最も大きなポイントは、MJ-P180YXが「抗菌仕様とデザインのアップデート」を施しているのに対し、MJ-P180WXが「価格の安さと電気代の低さ」で優位に立っている点です。
もし、小さなお子さんがいるご家庭や、日々の衛生管理に少しでも安心感をプラスしたいのであれば、MJ-P180YXが快適な暮らしをサポートしてくれるかもしれません。一方で、高性能な除湿機をできるだけお得に手に入れたい、日々の電気代を抑えたいという実用性重視の方には、MJ-P180WXが最もバランスの取れた選択肢となるでしょう。
ご自身の暮らし方や価値観に合わせて、後悔のない最適な1台を選び、湿気や部屋干しの悩みから解放された、快適な毎日をお過ごしください。

