ダイニチのハイブリッド式加湿器は、高い加湿能力と静音性、そしてお手入れのしやすさから非常に人気のあるシリーズです。特に「RXTタイプ」と「RXCタイプ」は、デザインもよく似ており、どちらを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、これら二つのモデルは、機能や性能面においては基本的に同じ設計が採用されています。違いは主に「販売ルート」とそれに伴う「価格帯」、そして一部の「カラーバリエーション」にあります。
この記事では、RXTとRXCの違いを明確に比較し、両シリーズに共通する魅力的な特徴や、購入する際に注目したいポイントを詳しく解説します。
RXTとRXCの違いは「販売ルート」と「色」のわずか2点
RXTタイプとRXCタイプは、同じダイニチのRXT/RXC TYPEというカテゴリに属する加湿器ですが、販売戦略の違いによって型番が分けられています。
違いは以下の2点に集約されます。
1. 販売店舗(流通ルート)の違い
最も大きな違いは、それぞれのモデルがどこで販売されているかという点です。
- RXTタイプ:家電量販店モデル
ヤマダ電機やビックカメラといった家電量販店で主に販売されています。 - RXCタイプ:ホームセンター・一般販売店・Webモデル
Amazonや楽天市場などのネット通販、またはホームセンターなどで広く流通しているモデルです。
本体の機能や性能は共通しているため、型番が違うのは販売店舗が異なるためといえるでしょう。
2. カラーバリエーションの違い
RXTとRXCはどちらも、インテリアになじみやすい「ショコラブラウン(T)」と「サンドホワイト(W)」を共通のカラーとして展開しています。
しかし、加湿量が500mL/hのモデルに限っては、RXTタイプのみ「ホワイト×ブラック(WK)」というスタイリッシュなモノトーンカラーが用意されている場合があります。
もし、モノトーンを基調としたシンプルでモダンな空間に加湿器を置きたい場合は、RXTタイプの中から探してみるのが良いかもしれません。
性能は共通!RXT/RXCシリーズに共通する主要な魅力
販売ルートや一部カラーを除いて共通の性能を持つRXT/RXCシリーズは、日々の快適な加湿をサポートする多くの魅力を持っています。
湿度設定が細かく、節電につながる設計
このシリーズは、送風の「気化式」とヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」を組み合わせたハイブリッド式を採用しています。湿度が低い時にはパワフルに加湿し、設定湿度に達すると自動でヒーターを切って運転を切り替えるため、電気代の無駄を抑えることに役立っています。
さらに、最新モデル(HD-RXT*25やHD-RXC*00Cなど)は、従来の10%刻みの設定から進化し、50%、55%、60%、65%、70%といった5%刻みで細かく湿度を設定できるようになりました。
ちょうど間の湿度を設定できるようになったことで、「50%だと乾燥するけれど、60%だと少しジメジメする」といった悩みを解消し、より快適な空間づくりをサポートします。また、湿度を細かく設定できることは節電にもつながるとされ、例えば湿度を5%下げることで、1シーズンあたりの電気代を約20%削減できる可能性もあります。
徹底した静音設計で寝室でも使いやすい
加湿器を選ぶ際に気になる運転音ですが、RXT/RXCシリーズは静音設計にこだわって作られています。
特に「静音モード」や「おやすみ快適」モードが搭載されており、就寝時に風量を抑えて静かに運転することが可能です。購入者からは、「静音モードでは音がほとんど気にならない」といった声が多く見られ、寝室での利用や、赤ちゃんがいるご家庭での利用に適している傾向が見られます。
お手入れのストレスを軽減する仕組み
加湿器の面倒なお手入れの手間を大幅に軽減する工夫がされている点も、RXT/RXCシリーズの大きな魅力です。
このシリーズには、トレイにセットする「カンタン取替えトレイカバー」が採用されています。この使い捨てカバーをセットすることで、水アカがたまりやすいトレイを頻繁に洗浄する必要がなくなり、ワンシーズンを目安に交換するだけで清潔さを保ちやすくなります。
また、水と風の通り道には、以下の4つ(または5つ)の抗菌加工が施されており、清潔なうるおいをキープします。
- Ag+抗菌アタッチメントEX:タンク内の雑菌の繁殖を抑える可能性をサポートします。
- 抗菌フラットトレイ:トレイ内の雑菌の繁殖を抑える加工が施されています。
- 抗菌気化フィルター:雑菌・カビの繁殖を抑える加工が施されています。
- 抗菌エアフィルター:お部屋の空気から捕らえた雑菌やカレル物質の繁殖を抑える加工が施されています。
- 抗菌操作プレート:操作パネルにも抗菌加工が施されています。
給水口が広く作られた「カンタンお掃除タンク」も搭載されており、給水やタンク内部のお手入れも比較的しやすい設計です。
購入検討時に知っておきたいメリットと注意点
RXT/RXCシリーズは高い評価を受けていますが、購入前に知っておきたいメリットと注意点をまとめておきましょう。
メリット:加湿能力と給水頻度のバランス
購入者のレビューの傾向として、「加湿能力が高いので乾燥が気になる季節でも快適に過ごせる」という声が多く見られます。また、ハイブリッド式のため、加湿のスピードが早いと感じる方も多いようです。
タンク容量も大容量(500mL/hクラスで5.0L、700/900mL/hクラスで6.3L)なので、使用環境にもよりますが、水を頻繁に取り替える必要が少ない点も大きなメリットとして挙げられています。適用畳数以上のモデルを選んだ場合などは、自動運転で過剰加湿を抑えるため、さらに水の消費を抑えられる可能性もあります。
注意点:給水時の手間や加湿の体感
一方で、いくつかの注意点も挙げられています。
まず、給水時にタンクを本体から取り外し、水道まで運ぶ必要があります。最近増えている「上から直接水を注げるタイプ」ではないため、水の入れ替えを面倒に感じる方もいるかもしれません。また、タンクの構造上、持ち運びの際に水がわずかに垂れてしまうことがあるという声も見られます。
次に、ハイブリッド式は水蒸気や霧が見えない気化方式であるため、スチーム式のように「目に見える加湿感」を期待していると、最初は戸惑うかもしれません。また、設定湿度に達するとヒーターを使わない気化式に切り替わるため、吹き出す風が冷たく感じられる場合もあります。
最後に、本体に内蔵されている温湿度センサーと、別途設置した湿度計の数値に差が出ることがあるため、より正確な湿度管理を重視する場合は、精度の高い温湿度計を別途用意して運用することも推奨されることがあります。
RXTとRXC、どちらを選ぶべきか?
ダイニチ加湿器のRXTとRXCは、前述の通り機能や性能面で違いがありません。
そのため、どちらを選ぶべきかは、「購入価格」と「入手ルート」で決めるのが最も合理的です。
RXCタイプがおすすめな人
- 購入コストを重視したい人
- Amazonや楽天市場などのネット通販で手軽に購入したい人
容量による違いはあるかもしれませんが、一般的にRXCタイプの方が実売価格が安くなっている印象があるようです。性能が同じであれば、お得に購入できるRXCタイプは賢い選択といえるでしょう。
RXTタイプがおすすめな人
- 家電量販店のポイントを利用したい人
- 特定のカラー(500mL/hモデルのホワイト×ブラックなど)を選びたい人
- ふるさと納税の返礼品として入手したい人(RXTモデルが対応している場合があります)。
家電量販店で実物を見て検討したい場合や、家電量販店独自の長期保証などを重視したい場合もRXTタイプが選択肢となります。
まとめ
ダイニチ加湿器のRXTタイプとRXCタイプは、販売ルートと一部のカラー展開が異なるだけで、加湿能力、静音性、お手入れのしやすさといった核となる性能は共通しています。
どちらも、手間を減らすカンタン取替えトレイカバーや、5%刻みの湿度設定(最新モデル)など、快適なうるおい空間を保つための機能が充実しています。
高性能でありながら、賢く節約しながら使いたいというニーズに応えてくれるでしょう。ぜひ、ご自身の生活スタイルや予算に合わせて、お得に購入できるモデルを探してみてくださいね。乾燥が気になる季節も、ダイニチの加湿器があれば心強い味方になってくれるはずです。

